年齢を重ねると、気になり始める目の濁り・黒目の白さ。

今回は白内障が見た目でわかるのかどうかに加え、目に現れる変化についてわかりやすく説明します。

「最近、目の色が変わった気がする」などの不安に感じる方にも、白内障を見分けるポイントを詳しく紹介。

早めの気付きが、目の健康を守ります。

白内障の発症は見た目でわかるのかをテーマに、症状への理解を深めていきましょう。

白内障の発症は見た目でわかるのか

白内障は、初期段階では見た目でわかることは少なく、外見から判断するのが難しい病気です。

本人も周囲も気付かないことが多い点が特徴。

最初は視界が少しぼやける・まぶしく感じるなどの自覚症状が現れます。

進行すると、黒目が白く濁って見えたり、光の反射で光って見えたりします。

原因は水晶体が濁ることで、瞳孔が白く見えるためです。

目を見て気付く変化は、進行した白内障のサインかもしれません。

視界のかすみ・まぶしさ・二重に見えるなどの自覚症状が現れた場合、早めに眼科に受診しましょう。

気付いた時が、行動のタイミングです。

検査で白内障の発症がわかることが多い

白内障は初期のうちは、自覚症状が少なく、見た目でわかることが少ないです。

発症していることに気付かないまま、症状が進行する場合もあります。

白内障の診断に重要なのは、専門の検査。

医師による検査は、水晶体の濁りの有無・進行具合を詳しく確認できます。

視界のまぶしさ・目のかすみなどの変化を感じた時、早めに受診しましょう。

気になる症状があれば、見た目で判断せず、眼科での検査を受けてみてください。

目に違和感を感じた際は眼科で検査を受けることが重要

目に違和感を覚えた時、「少し様子を見ようかな」など、迷う場合があるかもしれません。

よく見られる症状は、以下のとおりです。

• 視界がかすむ
• まぶしさ
• ものが二重に見える
• 目が疲れる

他の目の病気のサインの場合もあります。

気になった時に眼科で検査を受けましょう。

初期段階では、白内障を発症しているかどうかを見た目で判断しにくく、自覚症状も軽い場合が多いです。

自己判断せず、医師の診断を受けましょう。

重大な病気でないことを確認し、原因に合った対処をすれば安心して過ごせます。

白内障を見分ける際のポイント

「白内障は見た目でわかるのか」など、不安に思う方も一定数います。

白内障は複数のタイプがあり、現れやすい症状・進行の仕方が異なります。

そこで、白内障を見分ける7つのポイントについて詳しく紹介。

自分または家族の目の病気を知るきっかけになれば、幸いです。

急に見えにくくなった

白内障を発症すると、急に目が見えにくくなったと感じる方がいます。

人によよっては、短時間で症状が進むことも。

個人差がありますが、多くの場合は徐々に進行します。

後嚢下白内障と呼ばれるタイプは、比較的進行が早く、急に視界がぼやける・強いまぶしさを感じる場合もあります。

白内障以外の目の病気で視界が急に悪くなる場合もあるため、注意しましょう。

進行が早いタイプ・他の目の病気が隠れているケースでは、急に見えにくくなる場合もあります。

見え方の変化は、年齢・生活環境などの状況によって差が生じます。

視力低下を急に感じた場合・少しでも視界の違和感に気付いた場合は、眼科を早期に受診することが重要です。

明るい場所でまぶしく感じる

「明るい場所でまぶしく感じることが増えた」などの変化に気付いた場合、白内障に気付く場合もあります。

光が散乱して視界がぼやけることにより、昼間の外出時・蛍光灯の下にいる時に、まぶしさ・ギラつきを強く感じる場合が増えます。

車の運転時・逆光を感じる時に、視界がぼやけ、危険を感じる場合もあるかもしれません。

日常生活で感じる何気ない違和感を軽視せず、眼科にいち早く受診しましょう。

距離感を上手くつかめない

距離感を上手くつかめないことも、白内障の症状。

白内障が進行すると、視界がかすむだけではなく、立体感・奥行きを感じにくくなる場合があります。

階段の昇り降り・段差でつまづきやすくなったり、物との距離感が上手くつかめないと感じる時は注意が必要です。

白内障は見た目でわかるものではない場合も多く、症状を自覚したときには著しく進行していることも。

目の状態を正確に把握するためにも、眼科に一度受診しましょう。

新調したメガネが合わなくなった

白内障を発症すると、新しく作ったメガネが合わないと感じる場合もあります。

核白内障は、症状が進行すると、水晶体が厚くなります。

結果、近視が強くなり、メガネの度数が急に合わなくなることも。

白内障により、老眼鏡なしで新聞が読める場合もあります。

小さな変化を見逃さず、早めに眼科で検査を受けましょう。

細かい文字を読むと疲れやすく感じる

細かい文字を読むと目が疲れを感じることも、白内障を発症しているかどうか判断するポイントです。

白内障のほかにも、老眼・近視・乱視・ドライアイなどが原因の場合もあります。

特に40代以降は、目のピント調整がしにくくなることで疲れやすくなることも。

白内障は、症状が進行するまで見た目にわかる変化が少なく、自覚しにくい点が特徴です。

目の違和感を放置し続けると、目の状態がさらに悪化する場合もあります。

無理をせず、まずは眼科で検査を受けることをおすすめします。

糖尿病が持病にある

糖尿病をを発症している場合、血糖値のコントロールがうまくいかないことで、白内障を発症しやすくなります。

糖尿病性白内障は、若い方でも発症する場合がある点が特徴。

糖の代謝によって生じるソルビトールは水晶体に溜まるため、視界がかすんだり、まぶしく感じたりする原因になります。

糖尿病の方は白内障だけでなく、糖尿病網膜症も注意が必要です。

定期的に眼科を受診し、目の異変にいち早く気付きましょう。

ステロイド剤を長期にわたって服用しているか

安心して、治療を続けるためにも、目の状態を定期的にチェックしましょう。

ステロイド剤を使った治療を続けている方のなかには、見えにくいなどの違和感を感じている場合があります。

アトピー性皮膚炎・喘息などの治療に用いられているステロイド剤を長期間使用すると、副作用として白内障を発症することがあるとされています。

目薬・内服薬・吸入薬などの形で継続的に用いられている場合、気付かないうちに進行する場合も。

少しでも視界の違和感に気付いた際は、眼科にいち早く相談することをおすすめします。

まとめ

白内障は見た目で気付かないことが多く、眼科での検査が早期発見・早期治療に欠かせません。

目のかすみ・まぶしさなどを放置せず、いち早く対処することが重要。

全身のコンディションを整える方法として、ストレスフリー療法も選択肢の一つに挙げられます。

ストレスフリー療法は体の特定の6ヵ所に小さな導子をつけた後、遠赤外線を30～60分あてる温熱療法です。

血流を促し、白内障やその他の目の不調も穏やかに働きかけてくれます。

医師と相談し、ストレスフリー療法で白内障などを対策するか検討してみてください。