「最近、目がかすむ」「光がまぶしい」など、目に違和感を感じた場合、注意が必要です。

症状によっては、白内障の可能性があります。

白内障は自然に治る病気ではないため、早めに対処しましょう。

今回の記事では、白内障の治療法に加え、手術の種類・費用・放置することで発生するリスクまで取り上げます。

白内障は自然治癒で治る病気なのか

白内障は加齢などにより、水晶体が白く濁る病気です。

一度発症すると、自然治癒は望めません。

目薬だけでは治ることがない点に注意しましょう。

進行を遅らせる点眼薬もあるものの、手術での治療が基本です。

白内障手術では、濁った水晶体を取り除いた後、眼内レンズを入れることで視力回復を目指します。

見え方が不安な方は、早めに眼科を受診し、適切な治療を受けましょう。

早期発見・早期治療が生活の質を下げないためのポイントです。

白内障手術の種類

白内障手術では、単焦点・多焦点などの眼内レンズを使用します。

各手術に特徴があります。

生活スタイルに合わせた選択が重要。

ここでは、白内障手術の種類について解説します。

白内障手術を検討している方は、一度参考にしてください。

単焦点眼内レンズ手術

白内障が進行し、日常生活に支障が出てきた場合には、手術が必要です。

現在、主流となっている超音波水晶体乳化吸引術は、白く濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを挿入します。

単焦点眼内レンズの手術は、手術前に近視・遠視でメガネをかけている方など、特定の距離を鮮明に見たい方に適したレンズ。

精密な見え方が求められる方にも選ばれているものの、ピント調節機能がない点がデメリットです。

術後、メガネが必要になる場合もあります。

手術前に、自身の生活に合ったピントの合わせ方を医師と相談しましょう。

多焦点眼内レンズ手術

多焦点眼内レンズは、白内障手術で使用されるレンズの一種。

遠くから近くまで幅広い距離にピントを合わせやすい点が、特徴に挙げられます。

遠近両用メガネを使っている方・裸眼で生活したい方に適しています。

手術で老眼・遠視の改善を期待する方にも、多焦点眼内レンズ手術は選ばれているものの、ピント調節機能がありません。

術後にメガネが必要になる場合に注意しましょう。

白内障手術を受ければ、メガネが完全に不要になるとは限らない点を、事前に理解しておくことが重要です。

白内障の手術にかかる費用

白内障手術の費用は、選択する眼内レンズの種類・保険の適用範囲によって異なります。

単焦点レンズ手術は保険適用されます。

自己負担は1割約1.5万円・3割約4.5万円（片目・日帰り手術の場合）です。

多焦点レンズの選択は選定療養。

保険診療と自費を併用できるケースもあり、費用は片目約40万～60万円です。

高額療養費制度・医療費控除を活用すれば、一定条件のもとで経済的負担を軽減できる可能性があります。

手術前には、費用・保険の適用範囲を医療機関に相談しましょう。

白内障を放置することで発生する問題

白内障を放置すると、目のかすみ・まぶしさが悪化。

日常生活に支障をきたします。

視力低下により、車の運転・仕事が難しくなる場合もあります。

白内障の放置が長引くと、緑内障などの病気を引き起こす場合がある点に注意しましょう。

糖尿病・外傷性・先天性の白内障は進行が早い場合もあります。

気になる症状があれば、早めに眼科に相談してください。

白内障は治るのかなどの不安に対し、医師が丁寧に対応します。

白内障を治すためのポイント

白内障は、自然に治る病気ではありません。

そのまま放置してしまうと、徐々に進行する病気です。

早めの受診・白内障治療に実績のある病院選びが、治療のポイント。

そこで、白内障を治すためのポイントについて紹介します。

早期受診

白内障は進行性の病気で、自然に治ることはありません。

視力低下が進行すると、日常生活にも影響が出ます。

早めに受診した場合、適切なタイミングで手術を受けることが可能。

手術後、乱視・老眼・飛蚊症などのリスクを抑えることにもつながります。

斜視のある方は見え方に影響が出る場合もあるため、見えづらさを感じた際は、できる限り早めの受診が重要です。

目がかすむ・光がまぶしく感じるなどの症状が出た場合、無理をせず眼科を受診しましょう。

白内障に強い病院を受診

白内障手術後、乱視・老眼・飛蚊症などの見え方に影響が出る場合があります。

斜視のある方は、注意が必要です。

不安を軽減するためには、白内障に実績のある病院を選ぶことが重要。

経験豊富な医師のもとで、治療法ごとの見え方の違い・改善の確率について丁寧な説明が受けられます。

不安・疑問にも寄り添うため、安心して手術に臨めます。

目のコンディションを整えるストレスフリー療法

白内障などの目の不調は、血流・ストレスが関係があるといわれています。

ストレスフリー療法は体の6ヵ所に導子をつけた後、遠赤外線で体のコンディションを整える温熱療法です。

目のまわりの血流を整えることで、見え方に関する悩みをサポート。

眼球にある房水に栄養を行きわたらせます。

まとめ

白内障は自然には治らず、根本的な治療には手術が必要です。

生活に合ったレンズ選び・費用について医師に相談しましょう。

医師から適切なアドバイスを受けることにより、白内障の疑問を解消できる場合があります。

白内障の進行を遅らせる点眼薬・ストレス軽減をサポートするストレスフリー療法など、できることから始めてください。