「白内障手術後、仕事・運転・普段の生活はいつから再開できるのか」などの疑問を感じているのではないでしょうか。

術後の状態を見極め、仕事の復帰などを行うことが重要。

今回は、白内障手術後の仕事の復帰にかかる時期・日常生活の制限・過ごし方について説明します。

点眼薬の使い方・メガネの作り直し時期・ストレスフリー療法についても取り上げます。

白内障手術後の仕事復帰にかかる期間

白内障手術後、仕事の復帰までにかかる期間は、仕事の内容・個人の回復状況で異なります。

無理をせず、体調や目の状態を見ながら、医師と相談した上で仕事に復帰するかどうか判断。

まずは、白内障手術後の仕事復帰にかかる期間について取り上げます。

仕事内容によって異なる

白内障手術後、すぐに仕事復帰できる方もいれば、少し休みが必要な方もいます。

仕事復帰のタイミングは、仕事内容によって大きく変わります。

パソコン作業など、身体の負担が少ないデスクワークなら翌日から復帰できる場合があることも。

重い荷物を扱う力仕事・屋外での作業・長時間の運転が必要な仕事は、目に負担がかかるため、約1ヵ月にわたって安静が必要な場合もあります。

早く復帰したい気持ちがあっても、無理は禁物です。

視力が安定してから、安全に仕事ができるよう、医師と相談をしながら復帰のタイミングを決めましょう。

無理をしないことが仕事復帰のポイント。

仕事復帰にかかる期間は個人差がある

目の回復具合・もともとの見え方・仕事の内容により、休養の方法も変わってきます。

デスクワークなど負担の少ない仕事は早めに復帰できますが、車の運転・力仕事・激しい運動は制限が必要な場合もあります。

仕事・日常生活への復帰に不安がある方は、診察の際に相談しておくと安心です。

回復の様子・目の調子を見ながら、少しずつ日常生活に復帰しましょう。

白内障手術後の過ごし方

白内障手術後の生活では、目の回復を妨げないよう適切な方法で過ごす必要があります。

運転・仕事・運動の再開時期などを見極め、目をいたわることが日常生活を過ごす際のポイント。

ここでは、術後の制限・過ごし方のポイントを、わかりやすく紹介します。

回復を目指すための参考にしてください。

入浴の仕方と制限

白内障手術後は、入浴の仕方にも気を配る必要があります。

手術当日は目に水が入らないよう、入浴は控え、首から下を軽く拭く程度にしましょう。

翌日からはシャワーで体を洗えますが、顔や髪を洗うのは1週間ほど控えたほうがよいとされています。

洗顔や洗髪は、術後の回復が進んでから、おこなうようにしましょう。

仕事・運動・運転にも制限があるため、すぐに元の生活に戻そうとせず、少しずつ日常をとり戻してください。

医師のアドバイスを聞きながら、安心できる日々を過ごすことが大切です。

運動における制限

白内障手術後の生活には、運動の制限があります。

軽いストレッチや散歩などは、数日後から可能です。

水泳・筋トレ・ゴルフ・ジョギングなどの激しい運動や、重い物を持つ動作は1ヵ月ほど控えましょう。

目に圧力がかかる動きは、回復を妨げる場合があるからです。

目に圧力がかかる運動は、1ヵ月ほど控えることがポイント。

仕事や運転の再開も、個々の体調や目の回復状態により異なります。

体調や目の様子に合わせて、無理のない範囲で医師と相談しながら、少しずつ普段の生活に戻していきましょう。

運転における制限

白内障手術後の視力の回復には個人差があります。

手術後すぐに視力がよくなる方もいれば、回復に時間がかかる場合も。

手術直後の車の運転は、目の状態が安定するまで禁止されています。

なぜなら、視界のぼやけや眩しさが残るため、危険だからです。

目を保護する眼帯・保護メガネをつける期間は、術後約1週間が目安。

仕事や運動と同様に、運転も体調や目の状態を見ながら、まずは近くの場所から運転を始めます。

医師からの許可を得るまで、運転は控えるようにしましょう。

視力検査の多くは、術後2～3日目におこなわれ、問題がなければ約１週間で運転再開の判断がされる場合もあります。

医師の許可が得られれば、運転を再開できるので、無理なく少しずつ慣れていきましょう。

点眼薬を用いる場合

白内障手術後は、目の回復を助けるために、数種類の点眼薬が処方されます。

主に、感染を防ぐ抗菌薬、炎症を抑えるステロイド薬、黄斑浮腫を予防する抗炎症薬などです。

1日に点眼薬を用いる回数は2～４回。多くの方が数週間から約1ヵ月にわたって点眼薬を用いています。

手術の技術が進歩し、短時間の使用で済むケースも増えていますが、医師の指示に従いましょう。

忘れずに根気よく続けることが、大切なポイント。

点眼薬は、手術後の回復と視力の安定を支える役割を果たしています。

術後のトラブルを防ぐためにも、毎日の点眼を丁寧に行いましょう。

メガネを作り変えるタイミング

白内障手術後、メガネの作り直しはタイミングが重要です。

手術直後は、眼内レンズの位置がまだ微調整されている段階なので、視力が不安定。

術後1週間程度は視力の変動があることを、理解しておきましょう。

視力が安定するのは、術後1ヵ月が目安とされています。

術後すぐに作ると、度数が合わなくなることもあるため、メガネは1ヵ月以降に作るのがおすすめです。

無理に急がず、無駄なコストを避けるためにも視力安定期を待ちましょう。

目のコンディションを整えるストレスフリー療法

白内障手術後の生活では、目のコンディションを整えることも大切です。

ストレスフリー療法は、体の大切なポイントに専用の導子を装着し、遠赤外線のぬくもりを30～60分ほど届ける温熱ケア。

リズミカルな温熱刺激がリラックスを促し、自律神経のバランスや血流を優しくサポートします。

ストレスによって増えるとされるコルチゾールへのアプローチにも注目され、心身の落ち着きが目の疲れや緊張をやわらげます。

無理なく続けられる点がメリット。

まとめ

白内障手術後の生活は、運転や仕事などに一定の制限はありますが、どれも一時的なものです。

医師の指示を守り、点眼薬を丁寧に続けることで、順調な回復が期待できます。

仕事復帰にかかる期間に個人差があります。

少しずつ日常を取り戻しながら、焦らず、自分のペースで過ごしていきましょう。