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コラム

血の巡りを良くするためには食事が大事!血の巡りを良くするとされる食べ物を紹介

2025年09月12日

血の巡りを良くするためには、どうしたらいいのでしょうか。

血の巡りが悪くなると、酸素や栄養が身体に行き渡りにくくなり、さまざまな不調につながります。

血行不良による冷えや肩こりに悩んでいる人も少なくありません。

この記事では、血の巡りが悪くなる原因や、血の巡りを良くする食べ物の紹介をします。

血の巡りを良くする方法を知りたい方や、冷え性や肩こりなどで悩んでいる方に、おすすめの内容です。

監修者 佐藤琢紀(サトウ タクノリ)

監修者:佐藤琢紀(サトウ タクノリ)

銀座数寄屋橋クリニック院長

2004年東北大学医学部卒業後、国立国際医療センターで研修医として入職。2019年には国立国際医療研究センター国府台病院救急科診療科長に就任。18年間救急医として約36,000人の診療経験を通じ、現行医療の限界を認識。元氣で楽しい人生を歩むための戦略の重要性を感じる中、ストレスフリー療法と出会い、その効果に感銘を受ける。これを多くの人に広めるべく、2024年4月より銀座数寄屋橋クリニックでストレスフリー療法に特化した診療を行っている。

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血の巡りが悪くなる原因

血の巡りが悪くなる血行不良は、食生活の乱れや運動不足、脱水など、さまざまな原因によって引き起こされます。

血の巡りが悪くなると、手足の冷えや肩こり、腰痛、むくみなどの体調不良が現れることも。

ここでは、血の巡りが悪くなる主な原因について詳しく見ていきます。

食生活の乱れ

食生活の乱れは、血行不良を引き起こす原因のひとつです。

揚げ物やファストフードばかりを食べて、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪、ブドウ糖などが多くなると、動脈硬化を招きやすくなります。

動脈硬化は、狭心症や心筋梗塞、脳出血、脳梗塞、大動脈瘤、大動脈解離、下肢閉塞性動脈硬化症などの重大な病気を引き起こすことも。自覚症状がないまま進行することが多く「サイレントキラー」とも呼ばれます。

また、偏った食事による栄養素の不足も、血行不良に影響します。

例えば、血管を健康に保つために必要なビタミンEが不足すると、末梢の血の巡りが悪くなり、冷えや肩こりなどの原因になることもあるのです。

運動不足

運動不足も、血行不良を引き起こす原因のひとつです。

血液が足から心臓に戻る際に、ポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉です。

デスクワークで長時間同じ姿勢をとり続けたり、寝たきりの状態が続いたりすると、ふくらはぎの筋肉をほとんど動かさないため、ポンプ機能がうまく働かなくなります。

その結果、血液を心臓へ押し戻す力が低下し、血行不良になるのです。

運動不足は高血圧や動脈硬化の原因にもなり、心臓病や脳卒中などの深刻な疾患につながる可能性も。

無理のない範囲で、例えば「近所を歩く」「エレベーターの代わりに階段を使う」など運動を習慣化することが大切です。

脱水

水分不足による脱水も、血行不良の原因のひとつです。

体内の水分が不足すると、血液中の水分量が減少し、血液が濃縮されて流れにくくなり血行不良を引き起こします。

汗をかきやすい夏場はもちろん、乾燥しやすい冬場も水分不足になりやすいため、こまめな水分補給が必要です。

1日の水分排出量は、尿・糞便・呼吸・汗で約2.5Lといわれています。したがって、1日に摂取すべき水分量も約2.5Lです。

しかし、食事により摂取する水分と体内で作られる水分(代謝水)が約1.3Lといわれています。

すなわち、残りの「約1.2L」が1日に摂取すべき水分量の目安です。

血の巡りを良くする食べ物

前述のとおり、血の巡りが悪くなる原因のひとつが食生活の乱れです。

すなわち、血の巡りを良くするためには、食事が大事であるといえます。

以下、血の巡りを良くするといわれている食べ物とその理由についての紹介です。

青魚

青魚(サンマ・イワシ・サバなど)は、血の巡りを良くする食品のひとつです。

青魚には、オメガ3系高度不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれます。

これらには、血小板の凝集を抑制し血栓をできにくくする働きや、LDLコレステロールを減らす作用、血管を健康に保ち血管の柔軟性を高める作用などがあるため、血の巡りを良くするのに効果的です。

煮汁や刺身などの脂をなるべく逃がさない調理法で、青魚を食べることが推奨されます。

玉ねぎ

玉ねぎにも、血の巡りを良くする成分が含まれます。

硫化アリルという成分は、玉ねぎを切った時に発生する辛味成分です。

体内でアリシンに変化して、血栓をできにくくし血流を改善する効果があります。

また、ケルセチンというポリフェノールには、抗酸化作用があり、動脈硬化の予防に役立ちます。

硫化アリルは水溶性で熱に弱いため、サラダなどにして生で食べるのがおすすめです。

水にさらす場合は、短時間で済ませるようにしましょう。

納豆

納豆も、血の巡りを良くする食品のひとつです。

納豆に含まれるたんぱく質分解酵素「ナットウキナーゼ」の働きで血栓を溶かし、血液をサラサラにすることで血行を促進します。

ナットウキナーゼ以外にも、納豆に含まれるビタミンB群やビタミンE、大豆サポニン、イソフラボンなどの成分も血行不良の改善に役立ちます。

朝に食べるイメージが強い納豆ですが、夜に食べることで寝ている間にできやすい血栓予防に効果が期待できるのです。

かぼちゃ

かぼちゃも、血の巡りを良くする食品のひとつです。

かぼちゃには、ビタミンEが豊富に含まれています。

ビタミンEは血管を広げて血流を改善し、体温の維持や冷え性、肩こりの緩和に役立ちます。

また、ビタミンEの血行促進効果をサポートするビタミンCや、強力な抗酸化作用があるβ-カロテンも豊富に含まれ、これらが複合的に働いて血行改善を促すのです。

なお、ビタミンEは油と一緒に摂取することで吸収率が高まるため、炒め物にしたり、ドレッシングをかけたりするとより効率的に摂ることができます。

酢も、血の巡りを良くする食品のひとつです。

酢には酸味のもとであるクエン酸や酢酸が含まれ、これらが血液をサラサラにしたり、血管を拡張させたりすることで、血行を促進する効果が期待できます。

血の巡りが良くなれば、冷え性や肩こりの改善、新陳代謝の活性化、肌のくすみ改善などさまざまな健康効果につながります。

特に黒酢は、アミノ酸の働きで赤血球を柔らかくして血流を良くする効果もあるとされ、身体を温める効果も期待できるためおすすめです。

ココア

ココアも、血の巡りを良くする食品のひとつです。

ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールのフラバノール、プロシアニジンなどの成分が末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがあるとされています。

これにより、冷えや手足のむくみなどの解消効果が期待できます。

温かいココアならば、体を内側から温めるため、さらに血行促進効果を高められます。

また、カカオポリフェノールには抗酸化作用があり、コレステロールが血管に付着するのを防ぐことで、動脈硬化を抑制する効果も期待できるのです。

海藻

海藻も、血の巡りを良くする食品のひとつです。

海藻に豊富に含まれるぬめり成分であるアルギン酸は、食物繊維の一種です。

このアルギン酸がLDLコレステロールの吸収を抑制し動脈硬化を予防することで血流改善に貢献します。

また、ビタミンEも豊富に含まれ、その抗酸化作用と血行促進作用により、健康な血流をサポートします。

さらに、海藻には体内の不要な塩分(ナトリウム)を排泄する働きを持つカリウムも豊富です。

カリウムの摂取は血圧の安定に役立ち、血管の健康維持に貢献します。

きのこ

きのこも、血の巡りを良くする食品のひとつです。

きのこは、ビタミンB群を豊富に含み、これらが血行を促進して冷え性を改善するのに役立ちます。

例えば、ナイアシンは血管拡張作用を持ち、葉酸は赤血球の生成を助けて血行を改善します。

また、豊富に含まれる食物繊維は血糖値を下げ、コレステロールの吸収を防ぐため、血液がサラサラになる効果も。

なお、シイタケに含まれるレンチオニンには、血小板の凝固を抑える働きがあり、血液のスムーズな流れを保つ効果が期待されます。

卵も、血の巡りを良くするとされる食品のひとつです。

卵に含まれる成分で、血行改善に関係するものは、例えば以下のとおりです。

・ビタミンB群

卵に豊富に含まれるビタミンB群は、体内の代謝を活発にすることで血行の促進にかかわります。

・ビタミンE

強い抗酸化作用を持つビタミンEには血行促進作用があり、健康な血流をサポートします。

・レシチン

卵黄に含まれるレシチンには、乳化作用があるため、血管壁にこびりついたコレステロールを除去し、動脈硬化を防ぎます。

ナッツ類

ナッツ類も、血の巡りを良くする食品のひとつです。

ナッツ類は、ビタミンEやマグネシウム、カリウム、不飽和脂肪酸などの栄養素を含み、これらが血行促進、血管の健康維持、そして動脈硬化の予防に役立ちます。

・ビタミンE

血流を改善する効果があり、さらに強い抗酸化作用により酸化ストレスから身体を保護します。

・マグネシウム・カリウム

血管を柔らかくし拡張する作用があるため、血圧を下げるのに役立ちます。

・不飽和脂肪酸(リノール酸・オレイン酸)

LDLコレステロールを減らす効果があります。

にんにく

にんにくも、血の巡りを良くする食品のひとつです。

にんにくを切ったりすり潰したりすることで生成されるアリシンは硫化アリルの一種で、血栓の予防、血管拡張、血液の流動性の向上、コレステロールの減少などの作用があります。

これにより、手足の冷えを改善したり、体温を高めたりする効果が期待でき、冷え性に悩む人におすすめです。

ただし、にんにくは、食べ過ぎにより、腹痛やめまい、貧血、嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。

豚肉

豚肉も、血の巡りを良くするとされる食品のひとつです。

豚肉の血行促進効果は、含まれる成分の以下のような働きによるものです。

ナイアシン

血管を広げる作用があり、血行を促進して血栓を防ぎます。LDLコレステロールを減らす効果も期待できます。

ビタミンB1

筋肉の働きや基礎代謝を活発にして体温が上がることで血行が改善されます。

タンパク質

筋肉の材料となり筋肉量を増やします。筋肉量が増えると基礎代謝が向上し、結果として血行促進につながります。

血の巡りをサポートするストレスフリー療法

近年、全身の血の巡りや自律神経を整えて身体のコンディションを根本からサポートする「ストレスフリー療法」が注目されています。

「ストレスフリー療法」とは、身体の特定の6点に直径1cmの導子をつけ、遠赤外線を30~60分照射する温熱療法です。

これにより、「ストレスホルモンの低減」・「血流の大幅な増加」などのさまざまな効果が確認されています。そのため、高血圧や糖尿病、認知症、不眠症、冷え症など、さまざまな病気の予防・改善効果が期待できるのです。

当療法に特化した専門クリニックとして信頼されているのが、「銀座数寄屋橋クリニック」です。
公式サイトにてさらに詳しい情報をご覧いただけます。

まとめ

この記事では、血の巡りを良くする食べ物の紹介などをしました。

血の巡りが悪くなると、手足の冷えや肩こり、むくみなどの症状が現れることもあります。

血の巡りが悪くなる原因は、食生活の乱れや運動不足、脱水などです。

血の巡りを良くするためには、食事が大事であり、インターネットで検索すると、多くの種類の食べ物がヒットします。

また、「ストレスフリー療法」ならば、手軽に全身の血の巡りを良くすることができ、さまざまな症状の改善効果が期待できます。

この記事が、血の巡りが悪くて悩んでいる方の参考になれば幸いです。