白内障の治療には、さまざまな手順が存在します。

手術の流れ・当日の準備・術後の経過観察まで、白内障治療の手順をわかりやすく解説。

目薬や目の負担を軽減するアイテムに加え、補助的なケアで進行をゆるやかにする方法も紹介していきます。

日々の生活のなかでできる小さな習慣・ストレスを減らす工夫も大切です。

白内障の治し方の手順

白内障の進行具合を確認するためには、事前に必要な検査を受けることが大切です。

手術当日は来院前に必要な準備を整えておく必要があります。

そこで、白内障の流れを説明。

術後の経過観察についても取り上げます。

白内障の進行具合を検査

白内障は、年齢とともに現れやすくなる視界のくもりですが、進行の度合いによって治療法が異なります。

初期には不調を感じにくく、定期的な検査で早めに発見することが大切です。

進行が軽ければ、点眼薬を使って悪化を防ぐ方法もあります。

字が曲がって見える・色が変わって見えるなど、日常生活に影響が出た場合は手術が検討されます。

老眼と見過ごす場合が多い点に注意が必要。

白内障が隠れていることもあるため、不調を感じたら眼科を受診しましょう。

進行具合を調べることが大切です。

手術は比較的短い時間でおこなわれることが多く、不安なく受けている方もいます。

手術に必要な検査

白内障の手術が決まった場合、安全に受けるために詳しい検査がおこなわれます。

視力・見え方の質を確認する視力検査やコントラスト感度検査のほか、網膜の状態を調べる眼底検査です。

水晶体の濁りを確認する細隙灯顕微鏡検査・角膜の内側の細胞数を測る角膜内皮細胞検査などがあります。

眼軸長や角膜のカーブの情報をもとに、眼内レンズの度数が決められる仕組み。

眼内レンズはピントが固定されています。

遠くまたは近くのどちらが見えやすい方が良いかについて、手術前の医師との相談が重要となります。

特に40代以降は、仕事や趣味などライフスタイルに合わせた見え方の希望がある方も多く、納得できる選択をすることが安心です。

手術当日に来院

手術が決まったら、当日は指定された時間に来院し、必要な準備を整えることが大切です。

短時間で終わるケースが多い白内障手術は、スムーズに安全におこなうために事前の体調確認や手術前の点眼などの手順があります。

体調の変化が出やすい40代以降は、いつもと違う症状がある場合は早めに医師へ伝えることも重要。

また、手術後はすぐに視界が安定するわけではないため、車の運転は控えましょう。

ご家族の送迎や交通手段を事前に確認しておくと安心です。

症状に合わせた手術を実施

白内障の治し方として手術がありますが、どのようなことをされるのか不安な方も多いかもしれません。

実際には、点眼麻酔をしたあとに黒目と白目の境目を小さく切開し、濁った水晶体を超音波で砕いて吸い出すという流れで進みます。

そのあと、小さくたたまれた眼内レンズを挿入し、目のなかで自然に開かせます。

切開はごくわずかで、縫合も必要ないことが多いです。

出血もなく、手術後は注意点の説明を受けて、そのまま帰宅できるケースが多く、40代以降の方にとっても受けやすい治療法として広くおこなわれています。

術後の経過観察

白内障手術は、無理のない範囲で目を使っても大丈夫です。

見え方が変わり、色が違って見えたり、まぶしさを感じることもありますが、多くは時間とともに慣れていきます。

まぶしさが気になる場合は、色つきのメガネの使用もおすすめです。

仕事への復帰も可能ですが、体調・仕事の内容に応じて医師に相談してください。

白内障の治し方は手術が基本ですが、術後の経過観察も大切です。

視力が安定する時期に合わせ、目に合ったメガネをつくると、快適な見え方につながります。

焦らず、目の回復を見守っていきましょう。

目薬・補正グッズによる治し方は白内障の進行を遅らせることが目的

白内障の治し方として、目薬や見え方をサポートするアイテムを利用する方法もあります。

たとえば、遮光メガネ（色つきメガネ）や偏光レンズサングラスなどです。

根本的に白内障を治すものではなく、進行をゆるやかにすることを目的とした補助的な手段。

初期の段階では、症状が軽く感じます。

ですが、見え方の変化や疲れやすさを感じたらまずは眼科で相談してみましょう。

早期の相談でケアが早めに始められ、日常生活での不便さを減らすことができます。

無理のない範囲で自分に合った対策を取り入れながら、白内障の進行と向き合う準備として目のコンディションを大切にしてください。

目のコンディションを整えるストレスフリー療法

白内障の治し方は手術が基本ですが、まずは目の疲れやストレスをやわらげたいと感じる方もいるのではないでしょうか。

ストレスフリー療法は、導子を身体の特定の6点に装着し遠赤外線を30～60分照射する温熱ケアです。

心地よい刺激で、リラックスしながら血の巡りを促します。

結果、目の疲れやかすみの不調がやわらぐ方もおり、目のコンディションを整えたい方に優しい選択肢です。

医師の診断や治療と合わせて、無理のない範囲で活用することがポイント。

まとめ

白内障の治し方は手術が基本ですが、進行具合の検査・術後のケア・目薬など、日常的なサポートをおこなう必要があります。

手術の流れや準備、補助的なケアとして注目されるストレスフリー療法もご紹介しました。

目の不調は早めに気付き、無理のない範囲で対策を始めることが大切です。

焦らず、ご自身のペースで前向きに目の健康と向き合っていきましょう。