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診療実績 高血圧

血圧は正常化される

1)高血圧のメカニズム

私たちの脳が体全体に占める割合は、質量比でたった3%です。
その一方で、脳が本来必要とする血液は総血液量の20%、単純計算でほかの組織の10倍もの血液です。ところが人間の脳は、立位歩行のため、身体の1番高い位置にあります。
そのため、下から圧をかけないと血液は巡っていきません。
ここに、ストレスが強く働いたり、動脈硬化や糖尿病、高脂血症があると、血管壁が劣化したり、血液の粘度が高くなっていたり(いわゆるドロドロ血液と呼ばれるもの)して、血流が悪くなっていきます。
当然、身体は脳に血流を上げるために圧力を上げざるを得なくなります。そうしないと人として最も大事な脳が活動できないのですから、身体は極めて当り前の対処をしているのです。

2)高血圧のカラクリ

では、高血圧についてさらに話を進めましょう。
現在、日本人で高血圧の方は4300万人いるといわれています。これは、成人のおよそ2人に1人が高血圧だということです。最近では、若い人の間にも広がってきています。
原因としては以下のことが挙げられるでしょう。
先述しましたが、復習します。私たちの脳は、質量比これは体重比といってもいいのですが、脳の質量比は全質量のわずか3%なのです。
その一方で、脳が本来必要とする血流量は総血流量の20%で、単純計算でほかの組織より10倍の血液を必要としていると考えられます。ところが、人間は立位歩行のため、脳が一番高い位置にあります。そのため、下から圧を上げないと血液は巡っていきません。
さらに動脈硬化や高脂血症などがあると、血管壁が劣化していたり、血液の粘度が高くなっていたりで、血流が悪くなっています。
当然のように、血圧は上がらざるを得なくなります。
そうしないと人として最も大事な脳が活動できない、つまりは当たり前のことなのです。
ほどんどの高血圧症は、原因が特定できない本態性高血圧症ということになっていますが、冷静に、流体力学的に考えた場合、極めて当然のこととして、血管の老化や劣化が、その根底にあると考えられます。
流体力学的には、管抵抗は流量を左右することは自明のことです。
さて日本では、2000年に日本高血圧学会によるガイドラインが最初に発表され、上140mmHg以上、下95mmHg以上が高血圧と定義されています。現在、高血圧疾患による医療費は1.7兆円を超えています。

3)フィンランドの研究

ストレスフリーMMTSによる変化

そんな高血圧症に関連して、フィンランドでは15年にわたって累積死者の調査が行われています。
降圧剤を処方されて真面目に服用したグループ、処方されても嫌がって服用しなかったグループの2つに分けて調査が行われました。
しっかり服用したグループは、服用しなかったグループより良好な結果が出ると、ほとんどの方がお考えになるでしょう。ところが、蓋を開けてみると、まったく予想外の結果が出たのです。
まずは、降圧剤を真面目に飲んだグループですが、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)が低下して、認知症やがんによる死亡が目立つという結果が出ました。
これは、ある意味当然なことといえます。
実は、認知症で1番致命的な要因は、脳における血流の障害といわれているのは広く知られた知見です。血液が流れないのは、先述の血管全体の管抵抗の問題もありますが、脳の中の動脈硬化が大きな原因だといわれています。その上、血圧を下げる薬を服用しているのですから、脳への血液がさらに流れにくくなると考えられます。
「ストレスフリーMMTS」を実施すると、ほとんどの患者様の血圧が正常化されます。「ストレスフリーMMTS」によって、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)や血管作動性腸管ペプチド(VIP)が増えることが証明されています。
これらが作用して、血管の内皮を改善させ、また血管弾力性を回復させるなどして血管を広げ、血流をよくした結果、血圧が正常化されると考えられます。
「ストレスフリーMMTS」をすると、直後に末梢では2倍以上の血流が増えることが証明されているのです。
血流量をこのように大幅に改善できる方法は「ストレスフリーMMTS」のみであり、その卓越性が示されていると言えます。
もう一度いいます。
血流が増えると、全身の細胞や組織は大幅に活性化されます。
それは、全身の細胞や組織に不可欠な酸素やグルコース、さらには脂質やビタミンがふんだんに供給されるからにほかなりません。血流量が増えるのは、血管の管抵抗性が改善されるだけでなく、血管作動性腸管ペプチド(VIP)の働きも加わって、血管の弾力性が著しく改善されていると考えられます。
実際に、VIPは血管を広げる作用があると広く知られており、心筋梗塞などの症状に働きかけ、改善されることがわかってきているからです。
このような一連のドミノ倒しのような反応が血圧を正常化するだけでなく、インスリン抵抗性を改善し、インスリン濃度が下がりながら、血糖値が正常化されるという、驚くべき現象につながっています。

4)高血圧が当たり前に治る

「ストレスフリーMMTS」との最初の出会いは、2014年の11月に首と腰の痛みで整形外科に通い始めたことでした。
その頃、私は高血圧症に悩んでいました。数値は上が170台で、長い間かかりつけの医師から処方された血圧を下げる薬を飲んでいたのです。 そのほかにも、粉瘤(膿がたまってコブができる病気)、脂肪肝、便秘、睡眠障害、下肢の血行不良、ヘルペスなど、さまざまな症状を抱えていました。
通い始めた病院で、血流を改善することで身体の悪いところが良くなる「ストレスフリー療法」を知り、飛びついたというのが本音です。
最初は、一番症状がひどかった粉瘤の痛みを治したいという一心でした。
2012年に足に症状が現れ、コブを取るために手術をした際には、治療後も痛みが出ると言われていたのですが、その通りに歩くのも困難になるほどでした。足の色も赤黒くなり痛みにずっと悩まされていました。
治療を始めて5か月くらい経ってからでしょうか、足の色が肌色に改善していくのがわかりました。痛みも以前のように感じなくなったのです。それまで外出するのが億劫になっていましたから、うれしかったですね。
でも、それだけではありません。血圧が正常値になっていたのです。上が170台だった血圧が130台にまで下がり、かかりつけのお医者さんもびっくりされており、薬を止めることができました。さらには、首と腰の痛みも和らぎました。脂肪肝もあったのですが、肝臓の数値も良くなっています。 長年悩まされていた便秘は、今では便秘薬に頼ることもなくなりました。
最近では、熟睡できるようになっています。そして、ヘルペスも出なくなりました。
こうした症状がなぜ現れていたのかと、今になって思います。症状が出ているときは、それを改善することで頭がいっぱいで、なぜそうなったのかというところまで頭が回りませんでした。
1つひとつの要因はわかりませんが、自分では気づかないところで、ストレスがあったのだろうなと思っています。血流が不足して、それがさまざまなところに影響している。粉瘤も皮膚の老廃物が原因なので、血流が良いことは大事なのだなと思います。
始めた当初は毎週でしたが、今は月に2回のペースで「ストレスフリーMMTS」を受けています。
これからも続けていきたいと思っています。

クリニックにおけるストレスフリーMMTS療法での診療実績

冷え症・不眠症・しみ・たるみ・しわ・老眼白内障緑内障眼瞼下垂高血圧・高脂血症・糖尿病パーキンソン病・認知症・小脳変性・関節リウマチ・各種ガン疾患・強皮症・静脈瘤・パニック障害・躁うつ病・花粉症・前立腺肥大症前立腺がん・婦人科疾患・不整脈・アルコール性肝炎