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細胞の中のミトコンドリアの活性とそれに伴う細胞の活性化

がんは予防でき自然退縮する

1)細胞とミトコンドリアの若返りと体温上昇

私たちは、人体からストレスを低減する「ストレスフリーMMTS」を発見してから、人体の皮膚にある特定の体表点に48℃未満の温熱を間欠的に照射すると、体表と内蔵あるいは、体表とさまざまな器官との間に反射が起き、大幅な血流の増幅が起きたり、人類が加齢とともに分泌が減少する成長ホルモンや女性ホルモン エストロゲンが分泌亢進したりすることを発見しました。
あらためて繰り返します。
脳を含む全身への2倍以上の血流増幅は、全身の37兆にも及ぶ脳を含む全細胞とミトコンドリアに酸素やグルコースなどを豊潤に供与し、加齢とともに減少していた成長ホルモンの分泌は賦活して、全身の細胞と1京にも及ぶミトコンドリアに分裂を促し、老化した細胞やミトコンドリアの分裂が果たされ、まったく新しい細胞へと生まれ変わることになります。
成長ホルモンの分泌亢進は、このように老化した細胞やミトコンドリアを若返らせるのです。「ストレスフリーMMTS」による豊潤な血流は細胞とミトコンドリアを活性化させ、その総和として体温上昇が果たされているとみられます。

細胞とミトコンドリアの若返りと体温上昇

2)血液のpHを正常化する

私たちの身体は、全身の隅々まで血管が張り巡らされており、その長さは10万キロメートルともいわれています。
心臓の拍動によって血液は全身の毛細血管を通り、組織や器官、筋肉や神経などを構成する各細胞に送り届けられています。血液の目的は、腸から吸収した栄養素とともに肺から取りこんだ酸素を全身の細胞に送り届けることにあるのです。
血流は糖質を中心とした栄養素と酸素によって細胞内のエネルギーを産生するため、ミトコンドリアを中心とした細胞のエネルギーとなるATPの産生がなされることになります。
また、血流は細胞にエネルギー産生のために栄養素と酸素を送り届けるだけでなく、細胞内で生じた老廃物や二酸化炭素を受け取り、体外に排出させる役割も担っています。こうした役割を担っているのは、血液成分の1つである赤血球です。
赤血球は私たちの人体の中でも特殊化した細胞の1つで、赤血球は中央が凹んだ円盤状をしており、中央部分は薄く周辺部は厚いこのような形態は、赤血球に構造的強度と柔軟性を与えており、細胞の大きさの割には、大きな表面積を得ることになっています。
この広い表面積を介して、赤血球は効率よく周囲の血漿と物質の交換を行うことが可能になるというわけです。血液は、肺の毛細血管から末梢の毛細血管に流れて肺に戻ってきます。酸素や二酸化炭素は、赤血球によって運ばれます。標準的な成人男性の全血液中の赤血球表面積を合計すると、およそ3,200平方メートルという膨大なものです。赤血球は扁平なので、皿のように積み重ねることができます。
このように赤血球が積み重なった状態を「ルロー」と呼びます。このルローは、ストレスによって血流が低下すると生じることが知られています。
また、ストレスがかかると血管は収縮しますが、毛細血管の直径は赤血球の直径7.7ミクロンとほぼ同じサイズであり、このことには重要な意味があります。
つまりストレスがかかると血管は収縮し、赤血球は狭い血管をさらに流れにくくなり、ルローを形成し、血圧が上がるということです。
私たちの身体の仕組みは、このように精妙で精緻になっているのです。結果として血液はドロドロになり、血流が低下して低体温になっていくのです。
私たちの血液のpHは、通常7.35~7.45という枠内で正確にコントロールされています。
しかしながら、ストレスによってルローが形成され、血液がドロドロになるとpHが7.35を下回るようになり、酸性化されます。さらに、がん患者の方のpHは必ず酸性化されています。
血液のpHが酸性傾向にある血液をアシドーシスといい、逆にアルカリ性傾向の血液をアルカローシスと呼びます。
クリニックでは、施術前後でpHのチェックがなされています。
「ストレスフリーMMTS」が行われた後は、必ず酸性pHが7.40に正常化され、逆に7.8くらいのアルカローシスも7.40に正常化されることがわかっており、ストレスフリーによる調和作用は驚きを禁じ得ません。
このpHの正常化のメカニズムは憶測の域を出ませんが、「ストレスフリーMMTS」などの効果によるコルチゾールの低下などの副交感神経主導による毛細血管の弛緩や体温上昇などによって、ルローが解消されること、また、成長ホルモンの分泌亢進によって、老化したり不活性だったりした細胞やミトコンドリアの分裂が促進され、さらに「ストレスフリーMMTS」によって、2~4倍の血流増幅が肺胞中のミトコンドリアが活性化し、肺胞におけるCO2のガス交換が高まり、血中CO2濃度が低下することがうかがえます。
前にもお話ししましたが、腎臓の働きの中心となる糸球体は毛細血管の集合体であることから、「ストレスフリーMMTS」によって血管作動性腸管ペプチド(VIP)や血管内皮細胞増殖因子(VEGF)が飛躍的に産生されることはわかっており、血管壁を正常化して管抵抗が改善されるほか、VIPは血管を広げる作用を有することから血流の流れを飛躍的に改善しているとみられます。
また、「ストレスフリーMMTS」によって分泌亢進した女性ホルモン・エストロゲンは血管の弾性に関わるNOを分泌亢進、また、助長させる働きが知られており、腎臓における機能を高めるとみられます。このように、多重的で戦略的な「ストレスフリーMMTSの若返りサイクル9条項」が起動すると、血液のpHがほぼ100%正常化されることがわかってきており、画期的技術だと思っています。

3)がん細胞の増殖を予防し、自然退縮を起こす条件

「がん細胞は、酸素があっても解糖系のエネルギーで分裂を繰り返し増殖する」という極めて興味深い発見をしたワールブルグは、エネルギー生成のシステムの解明などに功績を残し、1931年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。
一般的に知られていますように、ワインや日本酒の製造においては、酸素を遮断することで酵母などの真菌類が働き、発酵がはじまります。嫌気的な環境で、糖を分解するこのような解糖系の働きによって、アルコール発酵が促進されているのです。
がんもまったく同じように、アルコール発酵と極めて類似した条件下で分裂し増殖をしていくのです。つまり、低酸素・低体温ががんを増殖させる条件であるということです。
がん細胞は、細胞としては大きなサイズとされますが、ミトコンドリアの数は極めて少ないことが知られています。
それは「がんはミトコンドリアに依存せずに酸素を使わないで生きて増殖する」ということです。
ワールブルグが、がんが解糖系エネルギーによって増殖することを発見したことは「ワールブルグ効果」としてがんの本質が解明されていたのです。  さらなる偉大な発見として以後明らかになってきたのが「ミトコンドリア系有酸素運動」と「がん細胞の解糖系の無酸素運動」という2つのエネルギー系の違いの発見です。
 もう1つ、アメリカの分子生物学者ロバート・ワインバーグらによるがん遺伝子とがん抑制遺伝子の発見がありました。
 ワインバーグは、細胞は自身の核内に自己を破壊する遺伝子が存在し、この遺伝子が発がん物質によってがん遺伝子に変化すると考えたのです。つまり、がん遺伝子の増殖が勝るか、がん抑制遺伝子が勝るかで、何らかの要因によりがん増殖が進むことになるということです。
 この何らかの要因の中に今まで述べてきた「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」9つの条項が全て関与することになると思われます。がんの増殖を防ぐためには、3つのファクターが存在します。
がん細胞増殖の好ましい環境とは、次のとおりです。

がん細胞増殖の好ましい環境
  1. 低酸素(血流低下)
  2. 低体温(血流低下と成長ホルモン分泌低下)
  3. 血液pHの酸性化(血流低下と成長ホルモン分泌低下)

この3つのファクターが、がん増殖を促進させるということです。
従って、がん増殖を予防するには「ストレスフリーMMTS」によってストレスを低減させ、大幅な血流増幅を実現し、加齢によって分泌低下した自身からの成長ホルモンを分泌亢進させ、免疫細胞をも含む全身の細胞とミトコンドリアの分裂を誘導し、活力の低下した細胞やミトコンドリアをまったく新しく生まれ変わらせて、細胞とミトコンドリアの活性化を果たし、その総和として体温上昇が果たすのです。
大幅な血流増幅によって、がん細胞が好まない豊富な酸素が供給され、細胞内のミトコンドリアも成長ホルモンの分裂誘導によって若返り、豊潤な血流がもたらす糖質と酸素によってATP産生が亢進されると考えられます。
豊潤な血流は、浸透圧によって細胞内の溶液が増加させ、人類の老化やすべての疾病の根源とされる酸化ストレスは希釈されて正常化すると考えられるのです。
私たちの身体の中で発生し増殖中であったがん細胞も、体温が上昇し、血液のpHが酸性からpH7.40に変換され、さらに豊富な酸素が供給される環境になるとがん細胞にとって三重四重のストレスとなり、自然退縮が起きやすくなると考えられます。
私たちの細胞では、その細胞の命運を握っているのはミトコンドリアです。
細胞内のDNAが損傷を受けたり、DNAの塩基配列が入れ替わったりして、タンパク質が変性したり、また、ミトコンドリア自身が老化や損傷を受けたりすると、ミトコンドリア内で電子運搬体の役割を持つ「シトクロムC」という物質が細胞内に放出されて「カスパーゼ」という酵素が活性化してアポトーシスを起こすのです。
このように、私たちの体内でトラブルを起こし、不要になった細胞や活動を終えた細胞が自ら消滅していくプログラムをアポトーシスといい、ミトコンドリア経路と呼ばれますが、ほかにも死の受容体があります。
それは、主に細胞の外部環境におけるストレスによって細胞死が誘導されるルートであり、がん細胞の好まない体温の上昇、高酸素環境、血液の酸性pHから7.40への弱アルカリ性への転換は、がん細胞にとって三重のストレスとなり、アポトーシスが誘導される可能性を高めていることになったと考えられます。
がんの患者様の低体温と血液のpHの酸性化、また、がんの好む低酸素環境に血流低下などのがん体質が残存したままでは、がんを克服するのは困難と言わざるを得ません。
「ストレスフリーMMTS」は、真にその人本来の正しい姿に戻る戦略的な改善であり、がんの自然退縮やがんの予防に必須といえると思います。
また、がんの手術後など再発防止にも、体温の上昇、血流の改善、血液pHの正常化が必須といえると思います。 冒頭にも触れましたが、2022年2月、私たちに直接電話が入りました。
その方は新潟県在住の54歳女性、「直腸がんで2022年3月に手術し人工肛門にする予定ですが、何としてもそれを避けたい。『ストレスフリーMMTS』でよくなりませんか?」とのことでした。
それに対して私たちは「ストレスフリーMMTS」の内容をわかりやすく解説し、「ストレスフリーMMTS」を受けてもらいました。
すると、2週間後に「1週間、教えたいただいた通りに『ストレスフリーMMTS』を実施しました。病院で術前の検査を受けた結果、がんが驚くくらいに縮小しており担当のお医者様も仰天され、手術が延期になりました。本当に感動しました」とうれしいニュースがもたらされました。
過去に、末期の食道がん、胃がん、膵臓がんなど、「ストレスフリーMMTS」によるがんの自然退縮例を経験していますが、私たち自身も喜びに堪えません。

4)がんに打ち勝つために

不幸にしてがんが発生しても、免疫の力が強ければがん細胞の増殖は防ぐことができます。
しかしながら免疫力が低下した状態になり、非自己異物を排除する免疫力が弱まると、一斉にがんは勢力を拡大することになります。がん患者様の免疫の状態は、免疫細胞の数が減少していたり、たとえ数が揃っていても活性化していなかったり、免疫システムが充分に機能していない状態がほとんどとされています。
そもそもがんに罹患してしまったケースは、長期にわたってがんが好む環境や免疫細胞の活性が著しく低下していることが考えられます。
前にもお話ししたように、がんの増殖を予防するためにはがんの生育する環境を一掃し、免疫細胞の活性を上げることに尽きるわけです。そのためには、「ストレスフリー若返りMMTS」サイクルをスタートさせ、大幅な血流増幅・自身からの成長ホルモンとエストロゲンを分泌亢進させることです。
すると、がん細胞の生育条件である、①低体温 ②低酸素 ③血液pHの酸性という3つの条件を一切、一掃できるのです。
「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」の循環は、体温の上昇・大幅血流増幅によって全身の細胞へのグルコースなどの栄養素を供給するとともに、細胞の活性化に必要である充分な酸素供給を果たすのです。
また成長ホルモンの賦活分泌は、免疫細胞を含む全身の細胞の中に存在するミトコンドリアに若返りのための分裂を促して、すべての細胞の1京にも及ぶミトコンドリアの若返りが実現し、充分な酸素とグルコースなどの供給によってすべての細胞が活性化を果たすと思われます。
同時に、終生細胞と赤血球以外の細胞も成長ホルモンの賦活分泌によって細胞分裂を促され、全身の細胞の若返りが果たされることになります。このようにしてがんの生育できない環境を作り上げると、がんは三重苦のストレスによって弱体化し自然退縮も起きるほか、「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」循環によって強力な精鋭部隊となった私たちの免疫システムの反撃がはじまるのです。
このように、がんの自然退縮を可能にする体温上昇・血流増幅・血液のpHの正常化なくしては、がんの根治療法は困難と言わざるを得ません。
がんが治りにくい一番の原因は、がんの好む環境を一掃できないことにあります。そのような環境では、免疫細胞は眠ったままの細胞といえるのです。

6)免疫の体制

免疫の担い役は白血球ですが、侵入者を顆粒で攻撃する好中球・好塩基球・好酸球などといった顆粒球たちがいます。これに対して、異物を食べるようにして取り込む貪食細胞と呼ばれるマクロファージと樹状細胞がいます。
さらに、リンパ球と呼ばれるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)、T細胞、B細胞、NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)などがあり、それぞれ固有で重要な役割を持っています。

7)自然免疫の戦法

活性化した樹状細胞

体内の異物(病原菌や自己の死んだ細胞など)に対して、最初に活動する部隊が自然免疫です。
血流に乗って移動するマクロファージや樹状細胞は、異物を発見するとすべて食べて分解処理します。その異物の目印である抗原をリンパ節に控えているヘルパーT細胞に知らせる抗原提示という重要な働きも担っているのです。
マクロファージや樹状細胞と同様に全身を血流に乗ってパトロールし、殺傷力に優れたNK細胞やNKT細胞がいます。NK細胞は、誰からの指示を受けることなく単独で行動する、一匹オオカミ的細胞です。マクロファージなどと違って異物に接着し、パーフォリンやグランザイムなどのタンパク質の粒子を打ち込んで殺傷します。
NKT細胞は、自然免疫と獲得免疫の両方の特性を併せ持つ優秀な免疫細胞で、質が違います。相手を食べるのではなく、外から相手を破壊するのです。
具体的には相手の細胞などに取り付き、穴を開けてから内部を破壊する活性酸素を注入したり、がん細胞などの表面にあるアポトーシスを起こすスイッチを押すのです。
このようにして自然免疫はたくさんの種類の免疫細胞で構成されていますが、これでも対処しきれなくなると、次の獲得免疫の出番となります。

8)リンパ球獲得免疫の戦法

リンパ節の構造

自然界は、人類に対して常に寛容ではないのです。
自然界に存在するウイルスや細菌などによって大きな危害を及ぼすことがあり、2020年から起きた新型コロナウイルスの蔓延はその典型とも言えます。
本章では、リンパ系のあらましを説明し、その精密で精緻なリンパ系の仕組みを説明します。

①リンパ系の機能

リンパ系の主要な役割はリンパ球を産生して維持し、これを分配することです。
リンパ球は身体の防御機構に必須の細胞で、脾臓・胸腺・骨髄などのリンパ器官で産生されています。
骨髄と胸腺は「一次リンパ器官」と呼ばれ、B細胞・T細胞・NK細胞へ分化するための幹細胞を含んでいるのです。
リンパ節や扁桃は「二次リンパ器官」と呼ばれ、侵入ウイルス等の前線になっています。ここでは免疫応答が起こり、リンパ球が同じ型のリンパ球を産生するために分裂します。
例えば活性化したB細胞の分裂によって、感染と戦うために必要なB細胞をさらに増やすために産生されるのです。

②リンパ球の型

血液中には、T細胞(胸腺依存性)、B細胞(骨髄由来)、キラーT細胞、NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)の4種類のリンパ球があります。
それぞれのリンパ球には完璧といえるような生化学的および機能的特徴があり、二重三重の防御 態勢が存在します。
リンパ球は、病原体に対する専門性を有しているのが最大の特徴です。例えば、結核には結核担当のリンパ球が存在するわけです。
しかし、感染からその専門能力が発揮されるまで一定の時間が必要であるため、先に好中球やマクロファージなどの自然免疫細胞が病原体を食べることで私たちを守っています。自然免疫は病原体を非特異的に、つまり見分けせずに目の前の異物を食べているのです。
他方、リンパ球は特定の病原体のみに働く抗体というタンパク質を作る「Bリンパ球」や免疫全体の指令を司る「Tリンパ球」などからなっています。これらは、それぞれ「B細胞」「T細胞」と呼ばれます。
Tリンパ球は、骨髄で作られ胸腺(Thymus)で成熟する細胞ですのでT細胞と呼ばれます。Bリンパ球は、骨髄で作られ成熟するので骨髄(Bone marrow)の名からB細胞と呼ばれています。なお、免疫記憶を司るのはT細胞とB細胞で、自然免疫細胞(好中球・マクロファージ・樹状細胞)は記憶を持たないと考えられています。

③リンパ球の仕事

抗原と呼ばれる私たちの身体にとって有害と判断した侵入者に対抗する「抗体」というタンパク質を作るのはすべてB細胞です。B細胞が受け取る情報は、T細胞から受け取る場合とB細胞が直接つかまえる場合があるとされます。
B細胞の表面にはB細胞特有の鍵穴にあたる受容体というものがあり、鍵にあたる抗原を直接 つかまえることが可能です。ただし、つかまえられる抗原は1つの細胞につき1種類だけとなっています。
入ってきた侵入者に対して、同じ鍵穴を持つB細胞は増殖を始めます。しかし、すぐに大量に増殖できるわけではなく、数日かかるとされています(B細胞の増殖)。そして病気が治れば、用済みとなり死んでしまうのです。
病原体に接触して増殖したB細胞は、抗体を作る側と記憶するものとで分業が行われます。
記憶を担当するB細胞は、病気が治って抗体を受け持ったB細胞が死んだ後も、記憶を保持したまま生き続けます。そして、次の感染時には抗体を作る細胞に素早く変化するのです。

④制御性T細胞の働き

T細胞の代表は、「ヘルパーT細胞」という司令塔的な役割を持つ細胞と、「キラーT細胞」という攻撃的な細胞です。
キラーT細胞の攻撃性は、好中球やマクロファージのような貧食細胞とは質が異なります。まず食べるのではなく、外側から細胞を破壊するのです。
具体的には、細胞に穴を開けて内部を破壊する物質を注入したり、標的である細胞の表面にあるアポトーシスを起こすスイッチを入れたりするなど、高度なテクニックを有しています。さらにキラーT細胞が特徴的なのは相手を選ぶことです。すなわち、自分が戦うべき特定の敵にだけ攻撃を仕掛けるというわけです。
B細胞にも同様に、結核には結核専用の、マラリアにはマラリア専用の抗体を作るB細胞が備わっています。B細胞にはB細胞の表面に固有の受容体があって抗原の情報を受け取りますが、T細胞の表面にもT細胞受容体という抗原の情報を受け取る機能を有しているのです。
自分の受容体に合う相手だけを攻撃するのがキラーT細胞なのです。
自分に合う敵とは病原ウイルスや細菌のことだけでなく、がん細胞、いわば自分でなくなった自分ともいえる細胞も含まれます。がん細胞特有の抗原を感知して、それを表面に出している自分の細胞を攻撃するのもキラーT細胞です。
そしてB細胞と同じようにT細胞も抗原に接触すると、記憶T細胞に変化した細胞は生き続けて残っています。すると、2度目の抗原接触が起こると生き残っていたキラーT細胞が素早く急速 に分裂して増殖し、敵を攻撃しはじめるのです。
このとき重要なのは、キラーT細胞が分裂して増殖することであり、その数は1つのキラーT細胞が1000倍から10000倍に増殖するといわれています。
そして、細胞分裂を促し、タンパク同化作用を担う成長ホルモンと、豊潤な血流がこのときに必須であるということです。  同時に、血流がドロドロで低酸素、pHが酸性であった場合は、キラーT細胞は分裂して急速に数を増やせないばかりか、キラーT細胞自身が活性化しにくいと考えられます。
 大事なことは、「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」を起動させ、大幅な血流増幅とともに加齢によって分泌減少した成長ホルモンを賦活分泌亢進させることなのです。

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)
T細胞

免疫システムは自然免疫と獲得免疫で構成された2段構えの強力なセキュリティシステムです。  それらは、一糸乱れぬ連係プレーでがん細胞などに向かって強力に攻撃できるシステムとなっています。
NKT細胞は名前の由来のように、自然免疫中であるNK細胞と、獲得免疫の中心になっているT細胞の両方の性質を併せ持つ優秀な細胞です。
NKT細胞は、ほかの細胞が分業している仕事を自ら行うことができます。がん細胞などに対してすぐに攻撃できる能力を有すると同時に、敵の特徴を熟知して獲得免疫特有の総攻撃が可能です。また、長期にわたり記憶して迅速に対応できる能力を有しているのです。
ほかの免疫細胞たちが分業している能力をすべて自らで行うだけでなく、ほかの免疫細胞の動きを見ながら指示を出せるリーダー的な存在とされます。
また、NKT細胞の欠損したマウスなどは弱い病原体に対しても極めて無力であるばかりか、すぐに死んでしまうといわれています。つまり、私たちの免疫系の重要な役割を担っていると考えられます。しかしながら、長らくこのような優秀な存在は知られていませんでした。
NKT細胞の存在は1986年に理科学研究所の研究チームによって発見され、T細胞・B細胞・キラーT細胞に続く「第4のリンパ球」と呼ばれています。
リンパ球は、通常リンパ節に多く存在していますがNKT細胞はリンパ節に存在していません。  NKT細胞は通常、肝臓、肺、骨髄に集まっています。
ほかの免疫細胞とは異なり、独自にチームリーダーとしての免疫を担っているとされますが、NKT 細胞は血液中に0.05~0.10%と極めて数が少なく、免疫力には大きな影響を持たないと過小評価 され、研究が進まなかったといわれています。
このように、ほかの免疫細胞と待機場所も異なるほか、数も少ないことなどで注目度が低かったのですが、NKT細胞の働きが解明されて免疫の要とも考えられるような重要な役割を担っていることが明らかになってきたのです。
NKT細胞の特異点は、NKT細胞ががんを攻撃するだけでなく、がんを攻撃するほかのキラーT細 胞やNK細胞を活性化したり、樹状細胞を成熟させたりするなど、がん攻撃を総動員する「アジュバンド作用」を持っているところです。
アジュバンド作用とは、免疫システムを活性化する作用のことをいい、助ける(adjuvare)というラテン語から名付けられた言葉です。中でも、インターフェロンガンマ(IFN-γ)というサイトカインをNKT細胞が産生することがわかっており、その刺激によってキラーT細胞、NK細胞、マクロファージなど多種多様な免疫細胞が活性化するとされています。
しかし、がんが生まれ増殖してきた体内は、低血流・低体温・血液のpH酸性化などにより、NKT細胞やそのほかの細胞も不活化してしまっていると考えられます。
そのような環境の中で、たとえNKT細胞やそのほかの細胞を培養して体内に戻したとしても、すぐに死んでしまうことになるでしょう。NKT細胞だけでなく、その他の免疫細胞も不活化してしまっていると考えられます。
ここで了德寺健二氏が開発した「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」を起動させると、わずか1分で全 身の血流が2倍以上増幅し、全身の細胞に豊潤な酸素とグルコースなどを供与することになります。
さらに加齢によって低減した成長ホルモンが賦活分泌亢進し、疲弊(ひへい)した全身の免疫細胞を含む細胞と、全身の細胞中の1京にも及ぶミトコンドリアに分裂を誘導し、若返りを果たさせるのです。
すると、がんの好む低体温・低酸素・血液のpHを正常化することによって全身の細胞、特に免疫細胞も活性化することは必然といえると思います。
免疫細胞のアジュバンド作用は、「ストレスフリーMMTS若返りサイクル」の起動なしでは起こりにくい というわけです。

⑥ヘルパーT細胞

先述しましたように、強力な抗ウイルスや抗がん作用を持つキラーT細胞といえども、ヘルパーT細胞の指令なくしては、キラーT細胞はただ眠っているだけの働かない細胞なのです。
ヘルパーT細胞は、サイトカインと呼ばれるタンパク質を放出してキラーT細胞を目覚めさせ、 強力に活性化して行動を起こさせるとされます。
インターフェロンガンマ(IFN-γ)は、キラーT細胞を活性化させる代表的なサイトカインの1つです。IFN-γによって活性化して急増殖したキラーT細胞は、強力な精鋭部隊となってがん細胞を攻撃することで知られています。
ヘルパーT細胞は免疫システムにとって極めて重要な役割を持っています。それは、B細胞の2度目の出陣に素早く反応して抗体を生産する役割です。これは、ヘルパーT 細胞の指令によるものなのです。
このように抗体を作るB細胞と、がん細胞を攻撃するキラーT細胞の両者を束ねていることか ら「司令塔T細胞」と呼ばれています。
ヘルパーT細胞もさまざまなタイプがあり、キラーT細胞を活性化するのは1型ヘルパーT細胞(Th1)、B細胞を活性化するのは2型ヘルパーT細胞(Th2)と呼んでいます。

⑦制御性T細胞(Treg細胞)

私たちの免疫系は、細菌やウイルスなどの外敵や内部から発生するがん細胞などから身体を守る仕組みです。
この免疫系で主役となるのが「免疫細胞」です。
侵入した外敵などに対して最初に反応するのがマクロファージなどの自然免疫細胞で、ウイルスやその他の異物を食べて防御します。  これらは病原体や異物を非特異的に、つまり見分けせず手あたり次第に食べて処理しています。
 他方、血液中にはT細胞、B細胞、キラーT細胞、NKT細胞の4種類のリンパ球があります。
 制御性T細胞(Treg)はT細胞の一種であり、免疫細胞が過剰に働き過ぎるのを抑制的に制御 して、アレルギー反応や炎症反応などを抑える働きを持つと考えられています。
キラーT細胞が正常細胞を攻撃しないように抑制したり、免疫反応を終了するよう導いたりしていると考えられています。

ストレスフリーMMTS療法の効果について

ストレスフリーMMTS療法を行うことにより9つの効果が表れます。
  1. 人体から科学的にストレスを取る(ストレスホルモンであるコルチゾールの低減)
  2. 血流量の増加
  3. 成長ホルモンの分泌亢進
  4. 細胞の中のミトコンドリアの活性とそれに伴う細胞の活性化
  5. 女性ホルモン エストロゲンの分泌亢進
  6. 体温の正常化(低体温の解消)
  7. 病気の根源とされる酸化ストレスの低減
  8. 血中二酸化炭素の低減と血液PHの正常化
  9. インターロイキン10が強烈に発現する(サイトカインストームを抑制する)

クリニックにおけるストレスフリーMMTS療法での診療実績

冷え症・不眠症・しみ・たるみ・しわ・老眼白内障緑内障眼瞼下垂高血圧・高脂血症・糖尿病パーキンソン病・認知症・小脳変性・関節リウマチ・各種ガン疾患・強皮症・静脈瘤・パニック障害・躁うつ病・花粉症・前立腺肥大症前立腺がん・婦人科疾患・不整脈・アルコール性肝炎