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インターロイキン10が強烈に発現する

インターロイキン10(IL-10)が発現

炎症性サイトカイン

私たちの身体には免疫システムが備わっており、外部から侵入してきたウイルスや細菌などの病原体を攻撃して、外敵から身体を守っています。
この免疫システムは、「炎症性サイトカイン」(炎症反応を促進する働きを持つ細胞から分泌されるタンパク質)を誘導することによって免疫反応を増強しますが、この反応が過剰になると、正常な自分の組織を攻撃して自己免疫疾患を引き起こします。このような過剰な攻撃を抑制するメカニズムも用意されているのは驚きです。
この抑制機能を担う分子の1つがインターロイキン10と呼ばれる抑制性サイトカインです。インターロイキン10はT細胞やマクロファージといった免疫細胞に働きかけて活性化を抑制するだけでなく、マクロファージの抗原提示機能を弱めるなどして免疫反応を鎮静化させるとされます。このインターロイキン10はT細胞の中でも2型ヘルパーT細胞(Th2)が主として産生することが知られています。
「ストレスフリーMMTS」を継続的に実施すると、免疫系に抑制性サイトカイン、インターロイキンの産生が高度に誘導されることがわかっています。
前述しましたように、この研究に関しては、2016年に科学ジャーナル「LASER THERAPY」に掲載されました。
私たち研究チームによって「ストレスフリーMMTS」がインターロイキン10を活性化させることが科学的に証明されたと考えています。
新型コロナウイルスの感染・発症が全世界的に拡大する中、感染しても全員が発症するわけではありません。その差異はまさしく免疫力の違いであり、今まさに1人ひとりの免疫力が問われているといえます。
他方、新型コロナウイルス感染症は発症者のうちの2割が重症化するといわれています。これは私たちの気管支や、肺の8割を占める肺細胞などに存在する「インターロイキン6」というタンパク質が活性化し、炎症物質を異常分泌させることによって、肺炎を促進させることが原因とされます(サイトカインストームと呼ぶ)。
ところが「ストレスフリーMMTS」では、血流増幅とともに、このサイトカインストームを抑制させるインターロイキン10が高位に発現・活性化することを突き止めており、コロナウイルス肺炎をはじめとした各種臓器の炎症抑制に非常に効果的であるといえるのです。
このようにインターロイキン10には主に自己免疫疾患を抑制する働きがあります。
日本人の3人に1人は、アレルギー疾患に悩まされているといわれています。喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎や結膜炎といったアレルギー疾患の直接の原因はさまざまですが、その数は年々増加傾向にあります。また、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、膠原病などの自己免疫疾患も同様です。
そうした疾患を克服するためや予防治療法として、インターロイキン10が強烈に発現する「ストレスフリーMMTS」に期待が高まるとみられます。
健康を維持する上で「血流」が大きく関係していることは明らかです。「血流」をアップさせるということは、血液の流れをよくすることにほかなりません。血液には栄養や酸素を運ぶ役割だけでなく、血液が身体のすみずみまでスムーズに届く、つまり「血流」が保たれてこそ、正常な免疫システムが生かされ、私たちは健康でいきいきとした生活が送れるのです。

重症の腹膜炎から早期の復帰

重症の腹膜炎から早期の復帰

2020年11月末に、私の携帯電話がけたたましく鳴りました。
相手は私と親交の深いJRAの三浦皇成ジョッキーでした。
「オーナー、実はお腹が痛くて耐えていましたが、我慢できずに病院に行ったら手遅れ状態の虫垂炎とわかり、緊急手術となりました。すでに、腹膜炎を起こしており、担当の医師からは、年内の騎手復帰は到底無理どころか、長期の入院を宣告されて困っています」と、悲痛な声で報告を受けたのです。
そこで私はこうアドバイスしました。
「皇成、ストレスフリーをやるんだよ。担当医の先生にお願いしてすぐにやりなさい。腹腔中に侵入した細菌などに対して、マクロファージなどの免疫細胞が反応して外敵から身体を守るんだけど、腹膜炎は、免疫反応が過剰に起こり、サイトカインストームが起きた状態なんだよね。『ストレスフリーMMTS』を実施すると、過剰に起きた免疫反応を鎮静化させるインターロイキン10が強烈に発現して、サイトカインストームをたちまち鎮静化させることができるんだ」
この電話で三浦ジョッキーは、早速自宅にある「ストレスフリー器」を奥様に病院へ届けてもらうことになりました。
それは、ジョッキーの厳しいコンディショニング作りにと寄贈したものだったのです。
担当医の先生に特別にお願いをして、「ストレスフリーMMTS」を実施したといいます。すると、異常なほどの白血球とCRP値(炎症や感染症の指標)がたちまち正常化して、何と翌日の退院となったのです。
「オーナーありがとうございました。『ストレスフリーMMTS』で、こんなにも偉大な結果がもたらされるとは思ってもいませんでしたが、本当に助かりました」と、うれしい報告を受けたのです。
実は、虫垂炎による腹膜炎からの急回復は、今から5年くらい前に当時の研究者が経験していました。
担当医の先生の御理解を得て、こちらの強い勧めで「ストレスフリーMMTS」を行い、彼は、2週間以上の入院宣告から急回復しました。その臨床例を経験していたからこそ、三浦ジョッキーにも自信をもって勧めることができましたが、ストレスフリーによる強烈なインターロイキン10の発現の偉大さを再確認することとなりました。
現在、コロナ禍の中、その感染予防とサイトカインストームによる肺炎の鎮静化は必ず果たせると、「ストレスフリーMMTS」の臨床の機会を多方面に願い出ているところです。

ストレスフリーMMTS療法を行うことにより9つの効果が表れます。
  1. 人体から科学的にストレスを取る(ストレスホルモンであるコルチゾールの低減)
  2. 血流量の増加
  3. 成長ホルモンの分泌亢進
  4. 細胞の中のミトコンドリアの活性とそれに伴う細胞の活性化
  5. 女性ホルモン エストロゲンの分泌亢進
  6. 体温の正常化(低体温の解消)
  7. 病気の根源とされる酸化ストレスの低減
  8. 血中二酸化炭素の低減と血液PHの正常化
  9. インターロイキン10が強烈に発現する(サイトカインストームを抑制する)

了徳寺大学附属クリニックにおけるストレスフリーMMTS療法での診療実績

冷え症・不眠症・しみ・たるみ・しわ・老眼白内障緑内障眼瞼下垂高血圧・高脂血症・糖尿病パーキンソン病・認知症・小脳変性・関節リウマチ・各種ガン疾患・強皮症・静脈瘤・パニック障害・躁うつ病・花粉症・前立腺肥大症前立腺がん・婦人科疾患・不整脈・アルコール性肝炎